おすすめの地酒

                         
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2006年1月

テーマ「鶴」と「亀」のお酒でおめでたく
お酒の造り手にとって1月の厳冬期は、新酒の発売・大吟醸の仕込みなど、お正月の宴もなく、1年のうちでも特に忙しい月になります。
そんな過酷な状況も全ては飲み手に楽しんでもらうため。
少しめでたく楽しく「鶴」「亀」が銘柄に入っているお酒を選びました。
新潟県(日本海側)、静岡県(太平洋側)それぞれで、吟醸酒界をリードする伝統的な人気蔵のお酒です。
「鶴」を飲むか、「亀」を飲むか。
1. 新潟 〆張鶴(しめはりつる)吟撰 吟醸
一合 990円
皇太子妃雅子様の故郷として改めて注目もされた村上市の酒。
飲み口はさらりとしていますが、ほんのりメロンのような香気、コクもしっかり。
2. 群馬 尾瀬の雪どけ 純米吟醸 しぼりたて
一合 840円
昭和42年に全国品評会で1位となり、以来「静岡の酒造り」をリードしその名を酒業界に轟かせることになる。旨味も充分にのった味吟醸タイプ。

2006年2月

テーマ「梅見の酒」
三寒四温を繰り返す天候の中、2月「梅」の季節です。
その「梅」にちなんで、今回は「越乃寒梅」「雪中梅」を用意しました。
今日の地酒ブームの先駆となったオーソドックスな2種類で、もう何度か口にされたこともあろうかと思います。「越乃寒梅だから・・・」「雪中梅だから・・・」と先入観を持たず、改めてゆっくりと味わって下さい。
1. 新潟 雪中梅 本醸造
一合 840円
銘柄名は、雪に耐えて咲く梅の花の静かな姿に目指す酒の形を思い重ねたことから。
日本全国千軒強ある造り酒屋の中で、珍しく上品な甘口の酒を醸す。
少し冷えた、よりやわらかな甘さを感じるうちに楽しみたい。
2. 新潟 越乃寒梅 別撰 特別本醸造
一合 840円
銘柄名は地元新潟市北山が梅の里であったことが由来となっています。ほのかに梅のような香りを携えた、落ち着いた辛口酒。
品がよく、心地良い酸味があり、常温近くで味の凝縮感が楽しめます。

2006年3月

テーマ「春を感じるお酒」
3月。平年通りであれば、今月の下旬には東京で桜の開花宣言が行わます。
初々しい。うららか。さわやか。のどか。
昨年11月頃より出荷の始まっている新酒生酒も、味のノリ具合が良くなってきて、初々しさと旨さが同居しています。
「春らしい」銘柄の、「春らしく」初々しい味わいをお楽しみ下さい。
1. 山形 出羽桜 吟醸 桜花 しぼりたて本生
一合 840円
名醸蔵「出羽桜」の中でも、自信を持っておすすめ出来る蔵の中心商品。
吟醸の華やかな香り、管理の行き届いた生酒のフレッシュさ。
他の味わいに邪魔されないキレイな味わいをお楽しみ頂けます。
2. 群馬 尾瀬の雪どけ 純米吟醸 赤磐雄町 生
一合 990円
兵庫県の「山田錦」と並び、岡山県赤磐地方で収穫される「雄町」米は収量も少ない上、最も高値で取引され、出来るお酒の味わいも格別。
今年このお米を入手して、初めてお目見えする商品。
「赤磐雄町」米ならではの豊かな米の旨味をお楽しみ下さい。

2006年4月

テーマ「芳醇な酒、天狗舞」
昭和50年代の吟醸酒ブームの中、北陸を代表する酒としてその独特で芳醇な味わいを全国に知らしめました。今回はその「天狗舞」の中でも、新しい試みのお酒と、とても珍しいお酒の紹介です。
お料理と共に、特に少し濃い味わいとの相性もとてもよくお楽しみ頂けます。
1. 石川 天狗舞 石蔵仕込 山廃純米
一合 840円
この「石蔵仕込」シリーズは従来商品よりも「やわらかな味わい」を目指した限定品です。敷地内にある2蔵の内の石蔵造りの蔵内にて、地元で有機栽培した酒米だけを用いて醸しています。
テーブルの上でお酒の温度が上がってくると、より米味が楽しめます。
2. 石川 天狗舞 山廃純米生原酒 にごり入り
一合 990円
通常商品に特別に「活性にごり」を加えてもらった、全国でも200本程の限定品です。活性のにごりを加えることで、瓶の中でも生きた酵素が働き、日本伝統発酵食品に共通する発酵の香りがする、まさに蔵の中で飲む酒に近い味・香りが楽しめます。
キレイな酸味も特徴で、白ワイン好きの方にも満足して頂ける日本酒です。

2006年5月

テーマ「西日本のお酒 福岡・島根」
「下らない」という言葉の語源。
江戸時代、経済の中心が上方から江戸に移るに従い、それまでの文化の中心であった上方の一級品の酒がその他の日用品と共に江戸に下っていきました。
「下り酒」と呼ばれ、江戸近辺で作られる酒とは一線を画した一級品として重宝されました。
江戸に下る品物は上等で、「下らない」ものは下等なもの。これが語源の一説になっています。
当時「下り酒」とは灘の酒を指しましたが、現代でも西で作られ下ってくる最近評判のお酒をご紹介致します。
1. 福岡 庭のうぐいす 特別純米 無濾過
一合 840円
この春の試飲会では、その出来栄えの良さがひと際目を惹いていました。
ふくよかでふくらみがあり、新酒らしく新鮮さもあるバランス良いお酒。
2. 島根 扶桑鶴(ふそうづる) 特別純米 平成15年度産
一合 840円
地元で開発の「佐香錦(さかにしき)」米を使用。
しっかりしまったタイプのお酒を丸2年以上熟成させることにより、米の旨味と辛さが調和した食中酒になりました。

2006年6月

テーマ「江戸時代の製法を用いたお酒」
現代でも毎年新酵母が開発されるなど、バイオの力も利用して年々酒造技術は進歩し続けています。
今回は江戸時代に確立された酒造の製法を用いたお酒の紹介です。
味わいは現代風にアレンジされた、モチロンおいしいお酒です。
1. 宮城 日高見(ひたかみ) 本醸造 柱焼酎仕込み
一合 730円
江戸・元禄時代の文献より。
アルコール度数を高くすると酒が腐りにくいと長年の経験でも知られており、アルコール度数の高い焼酎を日本酒に入れると、柱をたてたようにしっかりしたことから「柱焼酎仕込み」と呼ばれました。
酒の腐敗を防いだだけでなく、しゃんとした辛口になったそうです。
本醸造酒のはしりともいわれます。
2. 秋田 真人(まなびと) 生もと純米
一合 790円
江戸時代初期に確立した「生もと」造りは、明治末それを発展させた「速醸もと」造りが開発されるまでの主流でした。
お酒の醸造には雑菌の汚染を防ぐ乳酸の力が必要ですが、その乳酸を自然界から取り込み繁殖させるのが「生もと」造り、乳酸のみを人工的に添加するのが「速醸もと」造りです。
「生もと」造りは自然界から乳酸を取り込む時に、その他の多くの自然の酸をも取り込むためシッカリと酸味のある濃醇なお酒になります。

2006年7月

テーマ「夏に楽しむ日本酒」
あらゆる酒類の中でも、四季の季節感を感じられる日本酒。
江戸時代より親しまれた健康的なお酒の楽しみ方、現代的に工夫を施したお酒の楽しみ方、いずれも夏にも美味しく楽しめるお酒2種の紹介です。
1. 新潟 越乃景虎 にごり酒 生原酒
一合 840円
甘さを抑えた、辛口タイプの喉越しの良いにごり酒です。
江戸時代、甘酒は夏の季語でした。
体力の落ちる夏場の滋養強壮には「土用丑の日」に鰻を食べるか その代わりに甘酒を飲むか、というような習慣があったようです。
甘酒、にごり酒に共通する酒粕の中には、栄養補給源がたっぷり。
生の「にごり酒」には生きた酵母を多く含み、体調を整える働きをするビタミン類や必須アミノ酸類、ブドウ糖類が多く含まれます。
2. 福井 白岳仙(はくがくせん) 吟生 吟醸生酒
一合 840円
軽やかでもしっかりと吟醸香が冴え、キリッと喉を通る酒。
多くの日本酒のアルコール度数は15度〜18度程ですが、このお酒は14度台に落として軽さを表現。
それでも味が薄まって感じないよう、口に含んだ時の吟醸香をシッカリさせました。
この夏の限定品です。

2006年8月

テーマ「雪の中で熟成したお酒」
雪降り積もる新潟・秋田の、その雪を利用して貯蔵させたお酒。
豪雪地帯ならではの知恵で、古くから解ける雪の熱を利用した食物の貯蔵は多く見られてきました。
湿度・温度を一定に保ちながら冷却が可能です。
自然の力を借りて熟成させた日本酒を、どうぞ涼しげにお楽しみ下さい。
1. 秋田 まんさくの花 雪室吟醸
一合 840円
大正時代から昭和30年代まで、蔵のある秋田県横手市十文字町の鮮魚店などがあちこちに作っていた冷蔵施設を現代に蘇らせました。
およそ70トンの雪で貯蔵スペースを覆います。
マイルドな米の旨みが特徴です。
2. 新潟 緑川 純米吟醸 緑 雪洞貯蔵
一合 890円
巨大ドームを全て雪で囲い、雪氷冷熱を利用した雪洞倉庫では主に地元の方の冬場の野菜倉庫として広く利用されています。
雪が溶ける時の放熱のみが熱源である為、温度と湿度が一定となり、そのためゆっくり静かに熟成されたお酒は、とても爽やかな出来となりました。

2006年9月

テーマ「ひやおろし(秋あがり)」
本格的な日本酒シーズンを告げる、秋の酒「ひやおろし」。
冬に造られたお酒は春から貯蔵され、夏を越え、貯蔵温度と外気の温度が等しくなった秋頃に「冷や」のまま樽に「おろされ」ました。
酒通はその酒を「ひやおろし」と呼んで待ち焦がれたといいます。
酒の味わいもひと夏越えて熟成が進み、角が取れ旨みが増してきます。
昨夏の猛暑によりとても収穫の良かったお米の、十分な旨みをお楽しみ下さい。
1. 福島 國権(こっけん) 純米吟醸 秋あがり
一合 840円
最近、人気上昇中の國権。出過ぎない素直で爽やかな吟醸香が米の旨みにそっと寄り添っていて、飽きることなく楽しめます。
2. 広島 富久長(ふくちょう) 秋櫻(こすもす) 吟醸ひやおろし
一合 730円
やわらかな口当たりとのど越しの良い旨み。キレの良さを重視したおだやかな吟醸タイプのお酒。

2006年10月

テーマ「ひやおろし(秋あがり)」
10月01日は「日本酒の日」です。
酒という漢字は、さんずいと「酉(とり)」という字から出来ていますが、この「酉」は十二支では10番目にあたることから「10月1日」を「日本酒の日」としました。
10月は収穫された新米を使って新酒が醸造される時期であり、また昨冬に寒造りした酒は、半年以上貯蔵・熟成させ「ひやおろし」としてこの頃から出荷されます。
どうぞ10月は日本酒をゆっくりお楽しみ下さい。
1. 奈良 篠峯(しのみね) 純米 秋晴
一合 730円
西日本のお酒らしく味わいに旨みを乗せてきますが、しっかりとしたキレイな酸味がキレの良さを生み、もう一杯、もう一杯と盃を重ねさせます。
味の強い料理にも合わせやすいお酒です。
2. 新潟 巻機(まきはた) 純米吟醸 原酒 ひやおろし
一合 840円
新潟のお酒の「やわらかさ」「端麗さ」という特徴に加えて、ただ「端麗辛口」なだけでない、程よい酸味と旨味も感じる新しいタイプの新潟酒になっています。

2006年11月

テーマ「味わいのひやおろし、香りのひやおろし」
「ひやおろし」とは古くからの用語で、冬の新酒が夏を越え、蔵内の温度(約15℃)と外気温が等しくなった頃にまろやかになったお酒のこと。現代ではまさに今頃のお酒です。
先日ある酒販店で「ひやおろし30種の利き酒会」がありました。
業界の方、一般の方が混じって採点をしましたが、業界の方の中で評価の高いのがまろやかな「味わい」の酒。一般の方の中で評価の高いのが華やかな「香り」のお酒。
それぞれおすすめいたします。
1. 福岡 庭のうぐいす 特別純米 ひやおろし
一合 840円
「味わい」の酒。ゆったりと丸みを帯びた旨味がふくよかに楽しめる。香りは穏やかで口当たりが優しい。
2. 福井 白岳仙(はくがくせん) 吟醸 原酒 ひやおろし
一合 730円
「香り」の酒。重厚感ある吟醸果が口の中を満たす。
秋となり味わいものってきたので「味」「香り」のバランスが楽しめます。

2006年12月

テーマ「しぼりたて 新酒」
全国で過酷な酒造りが始まり、いよいよ「しぼりたて 新酒」の季節。
今年は6〜7月まで日照が少なく、その間稲の成長は鈍ったのですが、8月にはとても暑く晴れの日が続いたため、全国的に酒米の出来は、粒は小さめでも中身がしっかりと詰まった良質なもののようです。
初夏の田植え時期から秋の収穫時期までの天候に思いをはせ、今年一年の思い出を噛み締めながら新酒をお楽しみ下さい。
1. 新潟 〆張鶴(しめはりつる) しぼりたて 生原酒
一合 730円
アルコール度数が19〜20度としっかりして後口はサッパリ辛口がらも、口当たりにはお米の甘さがしっかり詰まった印象。
2. 新潟 想天坊(そうてんぼう) 純米 しぼりたて 生原酒
一合 840円
しぼりたての爽快な香り、新酒にしては柔らかな口当たりを感じさせ、飲みやすいお酒に仕上げています。とはいえ純米原酒らしい膨らみのある旨味の存在感も健在。
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